2011年7月31日日曜日

石垣山 2011.7.31

久しぶりにまともにジャミングをするルートをいくつか登った。
スタンスが割りとフェイス的に拾えるとは言え、手はジャミング主体。
なので、クラック感の強い、フェイスとクラックの中間的な内容のルートと言ったところか。

今回、久しぶりにクラックを登ってみて驚いたのは年にわずかしか登らないクラックで、か
なり久しぶりに行なったジャミングが一応形にはなっていた事だ。
自転車なんかをしばらく乗らなくてもまたすぐに乗れるようになるように、学習した事が一
度入ってしまうと体は覚えているという事か。
ジャミングも例外ではないのか、なかなか興味深い現象だった。

何本か登った中では手も足もジャミングを決めなければならないセクションのあるルートも
あった。
そのルートを登って感じた事はいかに手がジャミングで決められてもスタンスをフットジャム
で拾えなければ、まったく登れなかったという事だった。
これまで登ったルートではスタンスが割りとフェイス的に拾えたのでなんとかなったけど、
通常、クラックとはこういうものなのだろう。
やはり、クラックは簡単では無いという事と奥深さを知った。

フォールするという事。
ナチュプロで普通にフォールするという事は僕にとって怖い事だけど、他人が落ちている
様子を客観的に見る事で、(一緒に登った人達は普通にフォールする。)なるほど、正しく
セットされているナチュプロはそうそう簡単に外れるものではないのだなと実感する事が
出来、自分が登る時もそれがプラス要素として働いた。
とは言え、一部、自分なりに頑張ったつもり以外は、あまり突っ込めなかったけど。。
メンタルの強い人は上達も早い、、

クラッククライミング。
登っている時は怖くて、これを楽しく続けられるだろうかと微妙な気持ちになるけど、時間
が経つとなぜかまた行きたくなる。
そんな、クライミングだ。

2011年7月23日土曜日

虫たちとのドラマ。

神居古潭のボルダーエリアへ向かう途中にトイレに寄ろうとするとひっくり返ったクワガタ
のメスが。
自分ではなかなか起き上がれない体の構造なんだな。。^^;
自然界に干渉するのは良くないと思いつつも、見かねて拾い上げ近くの木にしがみ付か
せる。
「クワガタは木に。」みたいなのはただの先入観から。

途中のトンネル内の水滴の染みにはたくさんの蝶が。
後で知ったのだけど、マダラセセリという蝶らしい。
地味な色から蛾かと思った。
近づくと一斉に飛び上がり、ひらひらと周囲を舞う。

ボルダリングをしていたら、蝶がクラッシュパッドの上にとまった。
じっと見ていると、なんとおしりからおしっこ?を一滴。
なんとまあ、かわいらしい。
その後、手の上にひらひらと来てとまり、またちょろ。
まあ、蝶のおしっこなんて、草の露みたいなもんなので、なんとも思わない。(笑)

今度は荷物の辺りでごそごそ音が。
同行したココっぺが何事かと様子を見る。
するとなんとも奇怪な姿、いや、これは土から出たばかりの脱皮する前のセミでは!?
セミだと分からなければ、世にもおそろしい姿だけど、幼少の頃からなじみのあるセミだと
思って見るとあまり抵抗は無いから不思議だ。(笑)
荷物の中に居る事に気付かず持ち帰ってしまっては土の中で過ごした長年の月日があま
りにも無意味なものになってしまう。。
鳥の餌になる方がまだ自然な姿だ。
よって、こやつも木にしがみ付かせる。
虫はとりあえず木か土、カタツムリなら草むら。
これも勝手な先入観だけど。(笑)

そして、帰路。
なんと、首だけのクワガタのオスが。
しかもまだ動いている。。。
鳥の仕業だろうか。
いやはや、今日は虫とのたくさんの出会いがあった一日だった。

駐車場付近の店ではココっぺがたまたま立ち話した店のおばあちゃんにゆでとうきびをも
らう。
ココっぺはもらい上手らしい。(笑)
とてもおいしく、今度また買って食べたいと思った。

神居古潭 2011.7.23

コロポックル6a+ 完登。
当初、グレードだけ見て完全になめてた。
甘く見てアップがてらに取り付いてみたら、これがなかなか悪いムーブ。
激本気モードでムーブを繰り出し、なんとかこなせたみたいな形となった。
グレードだけ見ると比較的簡単な課題だと甘く見ていたら、これが大違い。
レイバックで繰り出すムーブの悪さを鑑みると、これはもしやクラックの高難度を登り慣れ
ているクライマーには概ねグレード通りなのかな?と感じて来た。
クラックと聞いては心穏やかでない。
最初は完登へのこだわりはなかったけど、俄然、完登意欲が湧いて来た。
結果、上部でホールドを迷い2、3度落ち、その後、完登。
最初は悪いと思ったムーブも何度もこなし体に入ってしまえば、付与されているグレードと
そう大きく違う事はないのかも知れないなと感じ、納得。

モンキーフェイス7a
右手、縦ホールドガストン。
左手外傾、左手で終了点へスラップ。
外傾とガストンで体を引き上げ、右足スメアでだましだまし体を上げるムーブがおもしろい。
5度ほどムーブを繰り出した辺りで終了点に指先がかかりかけた感触があったけど、大体
、よれて来た感じがして来たので終了。
通えば完登出来るかも知れないかなと感じた。

初めて触ってみた神居古潭の岩。
前傾したラインが多く、個人的に好きな感じ。
他にも良い課題がたくさんありそうなので楽しめそうだ。

ほっこり。

2011年7月20日水曜日

植物園の巨大ラワンブキと地下街のピーちゃん達。

市中心部の植物園には巨大な植物が多かった。


地下街にはピーちゃんがたくさん居るガラスの囲いが。
僕が子供の頃の三十数年前にはすでにあった。
やっぱり、彼らの子孫で世代交代が行なわれてるのかな。

2011年7月9日土曜日

室蘭岳裏沢 2011.7.9

室蘭岳裏沢。
沢登りを始めた当初から来てみたいと思いつつもなかなか訪れる機会のなかった沢。
初心者向けと聞いていたので選んだルートだったけど、思わず誤算があり、その誤算によ
り、なかなか緊張感のある山行となった。

登り始めからきれいな渓相。
「おお、これは確かに初めて沢を登る人にはきれいな景色を堪能してもらえて良いな。」と
まずまずの滑り出しに満足しつつ登る。
その後、渓相は平凡なものとなりつつも、中盤また心が弾むようなゴルジュというか樋状
の滝が目を楽しませてくれた。
結果、ここで引き返していれば、確かに沢初体験の人を連れて来るには丁度良い沢行だ
っただろう。
だが誤算はここより山頂を目指した事にあった。

標高も上がり、源頭付近。
水流も大分細くなり、水の流れる音も静かになって来る。
次第に傾斜も強くなり直登は難しい滝なども現れる。
ここはやや笹の濃い右岸を巻き。
その後、僕は直登出来たけど、同行した二人にはちょっと難しい涸れ滝。
ここも同行の二人には巻きを勧め、ルートを指示。
この時点で初心者みっちーには若干、辛いものとなって来たかも知れないと感じだす。
靴のフリクションで登るようなスラブ状の滝を越えつつ先へ進む。
再び、涸れ滝。
すでに岩登りだ。
トップで登る僕。
ザックを背負ってフリーで登るには後続の二人には危険と判断。
ロープを出し確保する事に。
下に居る二人にハーネスを付け、ロープを結ぶ事を指示。
もうすでに沢初心者を連れて来るような沢行ではなかったな認めざるを得なくなる。。
救いだったのは初心者みっちーが尾根歩き経験はある程度豊富(歩く体力は十分にある
。)だった事とクライミングの経験も多少ある事だった。

地形図を見るといよいよ稜線に迫っていると分かりつつも、高度計による高低差はまだ1
50Mほどはある。
この辺りからは強い傾斜と濃い笹の薮漕ぎ。
初心者の事を考えると実際、戻ろうかとも考えたけど、稜線に出れば登山道があるはずな
のと懸垂をして戻る煩雑さを考えた結果、藪漕ぎを頑張り登る切る事を選択。
雨がぽつぽつと降り出し焦燥感に拍車をかける中、約2時間の苦行の末、これ以上、上は
ないという景色が現れ稜線に出る。
平らになった面を少し歩くと登山道が見えた。
地獄に仏とはこの事だなと安堵。
後続の二人に登山道を見つけた事を伝えると歓喜の声が聞こえて来た。(笑)

嬉々としながら登る二人。
だけど、そんな二人を尻目に僕はまだ緊張感からは解放されていなかった。
むしろ、本番はこれからかも。
そう思った。
なぜなら、これから僕がまだ行った事のない未知の沢を下り、車まで下山しなければなら
ないからだ。
事前の情報では簡単な沢とは言え、下降する沢に入るにはおそらくは源頭付近をまた藪
漕ぎして入渓しなければならないだろう。
沢形を降りるのだから、いずれは沢の底に自然と収束され迷う事はないだろうけど、未知
のルートに降りるというのはやはりあまり気持ちの良いものではない。
このまま登山道を下れれば、どんなに気が楽かと思いつつも、車がデポしてある地点とは
山の反対側に出でしまうため、それは難しい。

室蘭岳山頂。
ともかくも折り返し地点である山頂には着く。
ここからはいわゆる帰路である事実は気を楽にするわずかな助けにはなった。
すでにすっかり気を楽にしつつある同行者の二人に実際はまだこれからも不安要素があ
る事を念押しする。
落胆もせず、不平も言わない山女二人に救われつつ、下降路である滝沢を目指し登山道
を下り出した。

地形図によると尾根筋の登山道を下り、尾根から麓へ降りる辺りに下降する沢への入渓
ポイントがある。
高度計の数値は次第に入渓ポイントが近づく事を示す。
いよいよそろそろかと言う辺りで、尾根筋より入渓ポイント付近全体を俯瞰出来た。
なるほど、大体どこから登山道より藪へ入っても沢筋へと収束しそうだ。
地形的には地形図どおり、そう迷う感じでは無い事に少しほっとする。
そしてさらに。
実は期待するものがあった。
それは沢への入渓ポイントに明瞭な踏み跡。
それに加え、ピンクテープなどによる印がないだろうかという事だった。
テープなどによる印を安易に頼りにする事はよくないけど、(冬場のスキー登山者により付
けられたものである可能性もあるからだ。)それが地形図や高度計によりルートをある程度
把握出来ての事なら、ある程度参考にしても良いだろう。
同行者二人に少し待っていてほしい事を伝え、入渓ポイントの捜査に走る。
最もあやしいのはやはり、登山道が尾根から離れる辺りだろうか。
そしてまさに登山道尾根筋より麓へ向かう辺りにそれを見つけた。
「滝沢コース」。
なんと、登山道の標識に滝沢へ向かう道と共にそちらを示す、標識まであった。(笑)
滝沢へ向かう道は登山道というほど立派なものでは無いにしても、はっきりとそれと分か
る明瞭な踏み跡もある。
加えて、急な斜面にはトラロープやザイルによる手がかりまで残置。
「コース」とまで書いてあり、ここまで懇切丁寧な手助けのある沢で、困難な巻きや長大な
懸垂はまず無いと思って良いだろう。

もちろん、安心しきるのはまだ早いと思いつつも、気はかなり楽になる。
後は困難な藪漕ぎで疲れた足でよろけ、怪我などをしないように慎重に沢を下る。
ところどころに残置してあるロープを頼りに緩い斜面を安全に下り下山を続けると沢筋から
離れる道らしきものが現れた。
地形図を見ると確かに道もあり、どうやら、整備された林道も通っているらしい。
これはいよいよ大丈夫だろうと安堵し、沢筋を離れる。
後はその整備された林道をてくてくと歩き、困難だった薮漕ぎや初心者にはオーバースケ
ールだった行程の話などで沢行を振り返りつつ、デポしてある車に向かった。


2011年7月2日土曜日

暑い暑い、、暑い日の神居岩。
暑いとは思っていだけど、思ったより暑い。
わずかな日陰には先行者が陣取ってる。。
涼を求めて、自分も小さな日陰へこじんまりと退避。

今日はうえさん、初めての岩ルート。
怖そうだったけど、今日登ってるルートは割りと高度感があって怖いと思う。
こんなところばかりじゃないので、また楽しんでください。(笑)

ココっぺ、タンポンひでき10a、RPトライ。
最後の乗っ越しは怖い。
やるね。

岩の途中にはヘビ。
ここに来ると大抵ヘビを見る。
カエルも見たから食物連鎖が成り立ってるんでしょうな。
以前にはコウモリも見た。
コウモリはひっそりと意外とどこにでも居る。

夕方には蚊の猛襲、、
ローリング30に取り付くもルートより蚊と戦っているような気がした。
ビレイヤー、ココっぺ、すまん。。

神居岩 2011.7.2

ローリング30 5.13c
ルートとは言え13なので、さすがに離陸から悪く、さっそくボルダーのようなムーブ。
ハングドックしながらなので、解決出来たような出来ないような。
A0を交えながら中間部くらいまでヌンチャクがかかるも、消耗と蚊の猛襲により終了。
印象的だったのはニーバー気味、「気味」というのはカチっと膝がはまるというよりは引っ
掛け気味にしつつ、次のホールドを取りに行く、こういったニーバー気味のムーブが印象
的だった。
当日、終了した地点から次のムーブも悪そう。
グレードを考えると次が悪いと考えて順当だろう。
また登ってみたい。

ローリング30 5.13c かわぞー