2011年2月20日日曜日

美笛の滝 2011.2.20

美笛の滝。
ここも以前から存在は知っていたけど、初めて訪れた滝だ。
滝は大きく分けると2段になっていて、1段目の氷瀑を登るとその上には箱庭のように次
の小さな氷瀑がある。
僕個人的にはホテルの中庭のようで、どこか楽しげな空間だった。(笑)
氷瀑の横にはドライツーリング、あるいは普通にクラッククライミングも楽しめそうなクラック
の走った岩もあった。
ただ、夏場は滝でびしゃびしゃになるかも知れない。。


バーチカル。
3mほどの垂壁をトップロープで何度も登り、バーチカルな壁でも戦えるようになるべくトレ
ーニングをした。
垂壁でのリードはまだ怖いです。。

リード。
割と凹凸のある比較的易しめのラインだけど、自分には限界のリードでの登りに挑戦。
所感としてはランナウトして来るとやはり怖かった、、
フリーのようにいざとなったら掴めるヌンチャクがぶら下がっている訳もなく、クライムダウン
も自分には無理。
こうなるともう、自分を信じて心の平静を保ち、慎重かつ着実に登るしかない。
動揺しそうになるメンタルをコントロールしながら登った。
トップロープで登っている時はピックの先が少しでも刺さっていれば、まあ良いかと余裕こ
いて登っていたけど、リードで落ちたくないと思いながら登っているとピックの先が数cmは
刺さっていないと怖くて信用出来ない。
ベテランのクライマーなら、僅かなピックのかかりでワシワシ登ったり、フォールを恐れず登
って行くのだろうな。
自分もそこを目指したいところだ。
今回の僕の登りはアックステンションしてスクリューを入れたり、休んだりしながら、ようや
と登れたという内容だったけど、ともかくリードでランナウトしながら登れた事には技術面
よりメンタルコントロールでの大きな意義があったと思う。

今回、リードで登れた事にはとても達成感を得られた。
これまでも、一応、形の上ではリードで登ったりはしてるけど、今回のように取り付きから
懸垂下降の支点まで、まともに一つのラインを登りきったのは初めてだからだ。
夏場、フリークライミングをしているせいか、勝手に作った終了点的な概念に喜びを感じて
しまう。(笑)


シーズンも終盤。
後、何回、氷を登れるだろうか。
せっかく、リードの感覚を掴めて来たところなので、もう少し登りたいところだ。
標高の高い所やドライツーリングなど、もう少し、バイルを使ったクライミングを楽しみたい。

下部は右端の易しめラインを登りました。