2011年12月31日土曜日

2011年 総括

・フリー(ボルトルート、ボルダリング)
 完登課題
  なまらクロイダー 7c
  テロリスト 7c+

 触ったルート、ライン
  ホットライン 5,13b
  ローリング13 5.13c
  坊ちゃん 5.13a
  ミロク グレード不明
  ギャオス 7a
  石山緑地、プロジェクト
  雄冬海岸、プロジェクト

グレードだけ見ると昨年より少し登れるようになっているように見える。
ただ、グレードとは曖昧なもので、同じグレードや登れたグレードより低いグレードであって
も遥かに難しく感じたり、逆に比較的高いグレードが付与されていても体感的にはそれほ
どでもなく感じたりする事がある。
つまり、グレードとは目安、あるいは達成感を得られる数値的指標と言ったところだろうか。
(笑)
ともかく、今年の成果としてはボルダーグレードで7後半を登れた事かな。
来年からはもしかするとあちこちのラインを触るだけで完登課題すら無くなるかも知れない
けど、基本は身体能力向上の探求を続けて行きたい。

・アイス
今年からアイスクライミングを再開した。
アイスからは内容が違えど、フリー同様に出来なかった事が出来た時の達成感を味わっ
た。
アイス(アルパイン?トラッド?)特有のリスク。
不安定、あるいは支点無し(笑)での登攀。
冷たい水しぶきに体を凍らせながらの脱出などなど、行っている時は早く開放されたいけ
ど、振り返ってみるとなかなか味わい深いクライミングだったと思える時間、そんな経験が
印象的だった。
この記事を書いている現在、これからがアイスの本格シーズンだ。
今シーズンはより傾斜の強い氷をリード出来る事、それが目標だ。

・クラック
今年も?わずかづつ行なったクラッククライミング。
毎年少しだけ登っているだけに本当に僅かづつのみスキルが身に付いて来ているのでは
ないだろうか。(笑)
記憶にあるのはナチュプロの番手の選択。
わずかな日数とは言え、何本か登っているとどの幅のクラックには何番というのがなんと
なく要領良く出来るようになるもので、こういった経験自体が一応の収穫だろうか。
ブログの記事内でも書いたけど、「自転車のようにたまに乗っても乗れる」を念頭にいつか
集中して行なえる機会のためにジャミングなど割れ目を登る技術を得る事をわずかづつで
も行なえたと言ったところかな。

・沢登り
なんと、今年は2本しか登っていない。(笑)
しかもそのうち1本は単調な渓相を歩いて滝見物に行っただけ。(笑)(ただ、滝は見ごた
えがあった!)
その分、もう一つの室蘭岳裏沢は印象深いもので、これまででも屈指の奮闘的な(本文
参照)沢登りとなった。
う~ん、、ホントは山登りも好きなのだけど、あれもこれもとしていると結果的に分散して
来るという事かな。
まあ、来シーズンも衝動の任せるままに登りたいところだ。


・総括
昨年までは、身体能力の強化や単純に完登グレードを上げる事に価値観を見出していた。
それに対し、今年は総合的なクライミング力向上へとシフトしつつあったと思う。
それは多分に自分の能力向上の成長曲線が緩やかになりつつある事にも起因すると
思われる。
つまり、あらゆるスポーツに言える事だろうけど、トレーニングを開始した当初、その成長曲
線は劇的に急な弧を描く。
ただそれは経験年数を経過するにつれ緩やかになり、一転、どこかをピークに下降線に移
る。(成長と衰退ですな。)
その成長が緩やかになる段階、(角度で言えば5度くらいかな。(笑))クライミングを始め
て5年目の僕は今その辺りにあると思う。
そういった、クライミングから得られる感情的な刺激(出来なかったムーブが出来たとかグ
レードの更新とか。)の変化からも単純にフリークライミングの身体能力向上から総合的に
クライミングを楽しみたいと思うようになったように思う。
もちろん、完登グレードが上がればうれしい。
現時点で登れている課題のグレードよりさらに上のグレードの課題は気になるし、もっと登
れるようになれそうなトレーニング方法探求への意欲も今もって旺盛だ。
今年はこの辺りのバランス(フリーとしての力の強化と総合的クライミング力強化のバラン
ス)がより中間的になった一年だったと思う。
フリー主体のクライミングから、より広義の意味でのクライミングに移行して来た一年。
フリーへのウエイトが年々減少傾向にあると言ったところだろうか。
実際のところ来年もどう言った方向性になるかは未定だけど、印象深いクライミングを楽
しみたい。


今年もおかげさまで、良い山登り、良いクライミングが出来ました。
お付き合いしてくれた皆さんのご厚意に感謝です。
ではではみなさん、良いお年と良い登りを。

2011年12月10日土曜日

ホットライン 5.13b、RPトライ中断。

実は秋から初冬にかけ、義経岩にある、ホットライン5.13bのRPを狙っていた。
結果、12月10日現在、RP成らず。
ビレイパートナーなどの兼ね合いもあり、今シーズンのRPは断念。
来春への持ち越しと結論した。

現時点までの成果。
離陸からの最高到達高度、ランチ核心部分のランジでガバを叩きフォール。
ハングドック後、終了点。
ワンテン。

結果としてRPは成らなかったけど、対ホットラインの様々なノウハウは蓄積された。
冬の間にさらなる研鑽を積み、来シーズンこそRPしたい。

ホットライン5.13b  かわぞー

2011年12月6日火曜日

善光寺公園 2011.12.6

3年くらい前に触ってみた事のある十五番ボルダー。
その後、しばらく訪れていなかったのだけど、先日久しぶりに行ってみた。
向かって左側「アミダ」。
右には「ミロク」というラインがある模様。
グレードは不明。
とりあえず、ミロクのムーブを探る。
以前にも少しムーブを起こしてみていた事があったのだけど、今回はマントルを返し岩の
上でバンザイ出来るところまでのムーブを起こしてみた。
限定等、使っていなければ、多分、全ムーブ解決。
今度は繋げて完登したい。
十五番ボルダー

くり岩
岩に着き荷物を降ろしていると不意に黒猫登場。
当然のように現れてうろうろしている猫の様子がおもしろい。
付近の飼い猫なのか、やたら人なつっこい。
というより、たまに来るボルダラーにお菓子などもらっているのか、 こちらがビニール袋な
どをごそごそやるととても気にになるらしく、 どれどれと駆け寄って来る。
動物大好きなおじさんと猫。 (笑)

そして前にも気になった岩。
左カンテから右カンテにトラバースするラインがあるらしい。
ちょっと触ってみたけど、とても難しい。。(目立つ場所なので、チョークの掃除は念入りに
行なう。)
こんなラインを戦えたら良いなとしばし眺め、当日は撤収。