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2013年3月2日土曜日

定山柱 2013.3.2

今日も定山柱。
今年はあちこち行ったような気がしてるけど、それでも定山柱率はけっこう高い。(笑)
天気も悪いので(暴風雪予報)近場という事で定山柱を選んだのだけど、定山柱はだいぶ
大きな穴だらけになって来ていたので、なるべく他人が登らないようなラインを選んで登
った。

アックスのピックが浅い刺さりでもけっこう体を上げられるようになって来た感あり。
ただ、スタンスに大穴があったりと易しめな面もあったので、そこは過小に評価すべきだろ
う。(でもちょっとは評価したい....。)

計4本。
大穴があり、易しめとは言え、以前と比べると消耗少なく登れた気がする。
多分に無駄な動きが減る事による技術面での向上と考えられるけど、それ自体は進歩と
言って良いだろう。

2013年2月17日日曜日

千代志別 2013.2.17

初めての千代志別。
その大きな氷を初めて目のあたりにした。
これまで見たどの氷よりも迫力があり、氷だけを登る「ねずみ返し」というルートもあるよう
だ。
おそらく40Mくらいはあるんじゃないかと思う。

今回は「びびびのねずみ M8」に取り付いた。
初めてまともにリードでフリー的なドライツーリングをした。
怖かったけど、比較的良いプロテクションなので、安心して楽しめた。
ムーブはフリーのようで、体感的には手登りルートの悪いムーブを起こしているような感じ。
落ちる時は常に手登りで言うところのいわゆる「不意落ち」だった、、
(生身の指先と違い、アックスの先には感覚器官が無いから「不意」なのだろう。(笑))
怖さの反面、けっこうクセになる感覚だ。(笑)
3便ほどでヨレを感じ、当日は終了。
このヨレの早さは手登りでは使っていない何かを酷使していると思われ、フリーのトレーニ
ングとしても良い効果がありそうな気がした。

このルート、今の僕のドライツーリングのスキルでフリーのルートに置き換えると13aくらい
の難易度に感じた。
つまり、僕のドライツーリングの技術はそれだけ稚拙なもので、相当に打つか、さらなる研
鑽を積まなければRPは難しいなと感じたという事だ。
これはなかなか自分的にツボなクライミングに出会ったなと。


2013年2月9日土曜日

定山柱 2013.2.9

バーチカルをリードで3本。
緊張間も手伝い、1本登るごとに消耗を感じて来た。
この感じだと大きな氷では(40M超のバーチカル)かなりの消耗が予想される。
なるほど、更なる錬度向上が必要だろう。

2013年2月2日土曜日

定山柱 2013.2.2

当日の最高予想気温6℃。。
雷電海岸にアイスクライミングに向かうも雨にて登れず。
1月に雨とはトホホだけど、気を取り直し、どこか登れそうな氷へ転進する事に。
で、結局、比較的天気の良い定山柱へ向かう。
現地に着く頃には気温も下がり始め、氷に水の滴りも無く、快適に登れそうな状況。
ともかく、なかなかバーチカルな滝なので、技術を磨くには僕には充分過ぎるほどだ。

3人居る中で一番手に登らせてもらう。
スクリューを打ち込みながらリード。
定山柱は氷に大小穴が出来て易しめになっているので、なるべく平らな面にアックス打ち
、アイゼンを蹴り込むよう意識して登る。
昨年はガバ穴を使いながらでもリードは怖かった事と比べると今回は割りと安定して登る
事が出来た。
ただ、いざとなったら、ガバ穴にアックスをかけられるという心の安心感があった事も忘れ
てはならないけど。
所感としては今回は体の消耗を比較的抑えられながら登れたと思う。
消耗を抑えられれば安定して登れるので、良い成果だ。
途中で一度テンションを入れてしまったけど、まずまず進歩はあるかな。
仲間が登り、2本目。
すでにスクリューがセットしてある状態なので1本目より難度が下がっている。
出来た事より簡単な事をしても仕方がないので、少しハードルを上げて、傾斜が落ちて来
た辺りではプロテクション間隔を空けて登る。
とはいえ、落ちればスクリューが抜けないとも限らないので、けっこうどきどき。
メンタルの弱い僕には良い強化メニューにはなった。^^;


翌3日、小樽赤岩でドライツーリング。
けっこう傾斜の被った岩なので、手で登るよりとても消耗した。
僕が目指すクライングにはこういった事が出来る事も必要な要素なので、機会を作ってま
たドライツーリングがしたい。


2013年1月18日金曜日

定山柱 2013.1.18

リードの錬度向上トレ。
以前からするとバーチカルでも若干安定してリード出来るようになって来たような。(気がし
た。)
これまでトップロープなら、どんどん体を上げられるアックスの刺さり具合でも、リードにな
るととたんに体を上げられなくなっていたけど、その辺りが若干思い切って体を上げられる
ようになって来た感があった。
斜度が緩やかとは言え、銀河の滝など、やはり、ああいった経験も少なからずアイスクラ
イミングの錬度向上に役立っているようだ。
定山柱は層雲峡の氷に比べると柔かいので、アックスの刺さりも良かった。
バーチカルの中では比較的易しい方だと思われるので、まずは定山柱を安定してリード
出来るようになる事を目標としたい。


余談だけど、定山柱の後に温泉に寄り食事をした。
そこの食事は以前から僕的においしいと高評価だったのだけど、平日の空いている温泉
に浸かり、その後、おいしい食事。
う〜む、思っていたよりこれは極楽な内容だなと再認識した日だった。

2013年1月12日土曜日

層雲峡 銀河の滝 2013.1.12

銀河の滝を3ピッチで登った。
アイスでは初めてのマルチピッチが楽しみでもあり、少し緊張。
印象深かったのは冬のクライミング特有の自然現象だった。
チリ雪崩れや氷の崩落、足元から壁の上へ吹き上がってゆく風など、恐ろしくも無事終わ
ってみると心が躍る要素でもあったなという感想。

そして今回特に感じた事。
メンタル面でかなり消耗した。
最終ピッチ後半は若干険悪な登りもあったのだけど、それ以上に精神的に萎縮してしまっ
た感が強かったように思う。
体力的にも精神的にも慣れない長丁場で、いわゆる「ヨレ」た。
取り付き付近にあればおそらくなんなく通過出来たような部分も思うように体が上げられ
ず、登り切るのにけっこうな時間を要してしまった。
最後は半ば降りてしまいたいなという弱気になりながらも、後数メートルで最終ピッチ終了
であるため、気力を振り絞って登り切った。
若干隣のラインを登って来ていた仲間のたっかんさんは快適なクライミングだったと平然と
した様子。
自分とベテランクライマーの彼我の差に唖然としながらも、経験値を積み重ねるしかない
だろうなと実感した。

ちなみに今回はこういった意味(大きな壁で泰然としてられる。)での「強さ」が今の自分
には無いのだろうなと思った。
これはもう、経験が少な過ぎるのだと思う。
これまでのクライミングの指向が違ったのだから仕方が無いのだけど、こういうアルパイン
的強さを持ったクライマーはとてもかっこよく見えた。
かっこいいなどとは安易な表現のようだけど、結局、何かの役に立っている訳でも無い僕
自身の登山という娯楽の性質上、やはり、かっこいいという表現は適切だと思う。

閑話休題。
今回のクライミングで感じた事。
もし、落ちたら落下する距離とその係数に対して、耐えられるとはにわかに信じがたい足
元数メートル下のアイススクリューをプロテクションにして行なう自分なりにいっぱいい
っぱいのクライミング。(まどろこしくてすみません。。要するにけっこうテンぱった。)
そんなクライミングをした後は日常の事がとてもゆるゆるしたものに感じる。
言い換えるとそれは自分にとってそこでしか得られないものを得られる行為であるとも言え
る。
そんな登りから、何やら新たなクライミング観を触発された日だった。

2013年1月5日土曜日

定山柱 2013.1.5

スクリュー、ヌンチャクを事前にプリセットしてリード。
計4便。
スクリュー残置とはいえ、やはりおそろしかった。
2便目は少し慣れた感があり、浅いアックスのかかりを少し信頼出来て、体を上げられた。
3便目。
氷が脆く、アックスの繰り返しの打ち込みで形が変り、やや易しめな形状になって来た。
なので、あえてアックスのかかりが悪いところを選んで打ち込み登っていたけど、腕の消
耗で体を上げられなくなって来た。
クリップ出来る前に消耗して落ちそうだったので、突っ込めなくなる。
4便目。
消耗を感じていたけど、ともかく便数を出したかったので、アックスの打ち込む場所にはこ
だわらず、良い場所は普通に使い登る。

所感:
バーチカルとはいえ、4Mほど(バーチカル部分。)の長さのたかだか4本で消耗している
ようでは話にならないと痛感。
ピッチ数のある大きな氷柱を登る事が目標なので、もっと消耗しない洗練された登り方が
出来るようにならなければならない。
・改善点
腕が曲がっていると消耗する。
なので、腕を曲げている時間を短くする登りを意識する。
腕を曲げるのは体を引き上げる際。
スタンスへの重心も意識する。
腕だけで登っていては消耗が早い。
怖がって、体に不要な力が入っているので、アックスのかかり具合の理解等、便数をこな
し慣れる。
こうして書いてみると当たり前と言えば当り前だけど、フリーと同じというわけですな。


当日は氷柱の上から滴る水に手を焼いた。
気温はそう高いわけではなかったのだけど、この日はなぜか雨のようにポタポタと。
ロープやカラビナに水がかかり、時間が経つと凍る。
ビナのゲートは開きずらくなり、ロープは硬くなる。
スクリュー回収の際には氷がすでに成長しているらしく、スクリューが半ば氷柱に取り込
まれつつあった。。(笑)
逆回ししようにもスクリューが氷に当り、回せない。
氷をアックスで削り、回収。
なるほど、氷柱はこうして太く大きくなって行くんだなと妙に納得した。(笑)




2013年1月2日水曜日

層雲峡 2013.1.2

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。


尾滝をピンクポイントでリード。
バーチカルに近い斜度の氷はピンクポイントでも怖かった。。
翌日も登る予定だったので泊まり。
夜は機能面であやしげなシュラフで就寝。寒かった。。
寒いとほぼ寝られない事を経験。
シュラフは重さと機能面の兼ね合いに迷う。

翌日。
吹雪のため中止。
夜半から強風が吹き出す。
層雲峡の渓谷に響く、ヒューヒューという高い風の音が印象的だった。

2012年12月28日金曜日

定山柱 2012.12.28

この日はトップロープで登った。
目標は10便以上出す事。
理由は量稽古によるスキルアップだ。
僕の昨シーズンまでの登り方だと、ややもすると一日4便くらいで終了。
それではスキルの向上に時間がかかると思い、この日は機械的に最低10便は出す事を
自らに課した。
所感としてはやはり、量稽古は有効だ。
便を重ねるごとに登りも安定して来るし、なるほどという発見も見えて来た。
今後はリードで登る事になるがその場合はノーテン(RP?)を目指す事を習慣にしようと
思う。
これも結局、ただ漠然と登る事を繰り返すより、何かテーマを持って望んだ方が精神的に
もより楽しめ、技術向上に有効な方法だと思うからだ。

今回、特筆すべき学び。
垂壁でも存外レストしつつ登れる事が分かった。
肘を曲げている時間をなるべく少なくし、基本は腕を伸ばした状態で登る。(当然、体を上
げる時は肘を曲げなければならないわけだがつまりはその時間をなるべく短くする。アッ
クスの打ち込み、アイゼンの蹴り込みは的確にわずかな回数で決める。(理想は一発で
決めたい。)そういった部分まで含めて。)
そして、必要な時はレスト。
このレストも肘を伸ばし冷静にバランスを取れば、思ったより効果的に登りを継続する助け
になる事が分かった。
ただ、最終的にはこの作業をリードで行なわなければならない。
その場合、何が怖いかと言うとリードでは力尽きて落ちるというのは自分的にはかなり怖 いという事だ。
だから、トップロープで微妙な余力で登攀を続け、微妙なバランスでレスト出来てもそれが
リードで同じ事が出来るとは限らないという事。
その辺りが今後、アイスクライミングを行なうにあたっての課題だなと。

2012年12月22日土曜日

豊滝フルーツガーデンの滝 2012.12.22

定山柱を偵察に行くもまだ氷が繋がっておらず登れず。
ここはどうかと移動してみたフルーツガーデンの滝はかろうじて登れそうな状態。
わずか3Mほどだけど垂壁の氷となっていて、とりあえずは氷の感触は楽しめそうな状態
だった。
まずは誰かがリードで登らなければトップロープを張れないので、ぼちぼちテンションを入
れながらリード。
期間が開いていて勘は鈍ってはいたけど、ともかくトップロープの支点となる立ち木までは
到達出来た。

同行したえーじさん、H沼さん達もそれぞれに楽しむ。
えーじさんはアイス2回目も僕にそそのかされ、ピンクポイントでリードで登る。(笑)
安定した登りで幸先の良いシーズンスタートの様子だった。
H沼さんは初アイス。
右も左も分からないながらも楽しそう。
それを横目に僕は小さな氷でトラバースの練習。
不意にアックスが外れグランドフォール。
地面には5cmほどの深さの川が流れており半身を水に浸かった、、
幸いというかゴアテックス素材の服を着ていたので、まあ、なんとか半濡れくらい。。

その後1本登り、最後にもう1本で計3本。
最後は立ち木のマントル?を返して滝の上の斜面を登り帰路へ。
立ち木にバイルをかけ、体を持たれかけながら返すマントルの辺りはすでになんのクライミ
ングなのか疑問を感じながらも登らなければ帰れないので登る。(笑)
立ち木マントル返しという存外に奮闘的なクライミングを楽しんで終了した。

2012年3月3日土曜日

港の氷 2012.3.3

今年初めて訪れた「港の滝」。
落差15Mほどの垂壁がある。
今回の目的はもちろん、垂壁でより戦えるようになる事だ。

さっそく、昨年、まったく戦えなかった垂壁部分でのクライミングを試みた。
ただ、最も長く垂直の壁となっているラインには上部につららがあり、落氷の危険が懸念
されたので、そのわずかに横のラインを登ってみる事に。
まず、結論から言うと昨年より随分ましに戦えた。
やはり、今シーズンを通して、徐々に難度を上げて登って来た成果は出て来ているようだ。
以下、登攀の記録。

*登攀の記録
氷の状態は中身が薄いというか密度が低い感じで、バイルの刺さりは割りと良い。
ただ、その分、スクリューによるプロテクションの効きはあやしい感じ。
定山柱のようにバイルが深くかかるような大穴は無く、バイルの刺さりが割と良いとはいえ
、確実に打ち込んで行かないと不意に抜けそうで怖い。
バイルの打ち込みは緩い傾斜より自然とシビアにさせられ、無意識にスナップを効かせ打
ち込む動作が出た。
恐々と体を上げて、支点が足元辺りまで来たらアックステンションをして次のスクリューを
打つ。
その後、垂壁から傾斜が落ちるマントル部分ではランナウトの恐怖に耐えてマントルを乗
っ越した。
安定した場所に立ち、スクリューを打ち、支点作り。
アバラコフにて懸垂下降。

以上が登ってみた所感と記録だ。
この日、思い至った結論としてはアイスクライミングでリードするという事は要はメンタルコ
ントロールの問題のようだ。
結局のところ登る技術はすでにあり、(トップロープなら落ちる気がしないのに、リードにな
るととたんに恐ろしくなるのがその証左だ。)後はいかに自分を信じて怖いという感情をコ
ントロール出来るかという事だろう。
実際、登っている際、わずかにでもランナウトして来るともうあきらめの境地というか、次の
支点を作れるところまではもう行くしかないという、自分を信じる(信じたい。(笑))心境に
なっている。
つまり、よほど技術体力的に身の丈を越えたルートでは無い限り、恐怖心を飼い慣らして
登れば良いと結論付けたい。

今後の練習の方法論としては「いざとなったら掴めるヌンチャクプリセット作戦。(笑)」での
練習が良さそうだ。
いわゆる、フリークライミングで言うところのヌンチャクがプリセット(すでにかかっている。)
されている状態で練習すれば、「やばいかも!」と思った時にヌンチャクを力強く掴める(笑
)、という若干ハードルとリスクを下げてのリードでのクライミングが出来そうだ。

今回、特筆すべき点というか印象に残ったのはバイルの振りの動作だ。
これまで傾斜の緩い壁ではあまり意識する事がなかった、バイルを振る際のスナップを効
かせた動作。
今回はそうしないとバイルがきっちり刺さらないため、自然とそうせざるをえないという感じ
だった。
この動作はますますアイスクライミングをしているという感じが実感されて、とてもテンショ
ンが上がった。(笑)

う~ん、良い感じになって来たアイスクライミング。
だけどそろそろ日中はプラスの気温。
後一度くらい行けるだろうか。
いずれにせよ、次への良いクライミングへと繋げたい。

2012年2月26日日曜日

布引の滝 2012.2.26

この日のテーマ。
「より浅いバイルの掛かりでも登れるようになる。」
あえてバイルが浅くしか刺ささらない状態の氷を登り、技術向上を計った。
フォールするかも知れないという不安がある部分ではスクリューをまとめ取り。
氷へのバイルの刃の刺さりは1cmくらいだ。
バイルがすっぽ抜けそうで怖いけど、効いているという確信はあるので体を上げてみる。
「怖い、、(笑)」
恐怖をコントロールして突っ込む感じはフリーの核心のようだった。(笑)

意外だったのはバイルの刃の刺さりが浅くてより怖いのは登っている時よりもスクリュー
を打って、プロテクションを作る際の方だった事だ。
今はとりあえず、スクリューを打つ時はアックステンションしているのだけど、その際、バイ
ルから手を離した時が最も不安になる。
体のバランスが変わったとたんに不意にバイルが抜けないだろうか。。
もし今、抜けたら、数mは確実にフォールする、、と言ったような時だ。
フリーや手で岩を登る際はクリップ時は割りと良いホールドだ。
でも、事、アイスに関しては手で何かを持ち安定する事はほぼ無いだろう。
プロテクションを作る際すらもバイルの刃が浅くしか刺さっていない場合も普通だろうし。
まあ、この辺りは慣れなのかなと。
経験を積んで解決したいところだ。

この日の成果としてはより浅いバイルのかかりで登れたという事だ。
斜度の比較的浅い氷壁で、ごく一部分のみを登れた程度とは言え、一つの成果かな。
今後はさらに厳しい条件(垂壁や高さのある氷などで、バイルもあまり刺さらないような状
況。)でも戦えるようにさらなる研鑽を積みたい。
次回のテーマ:「より急な傾斜、より長め高めの壁を登る。」

2012年2月25日土曜日

定山柱 2012.2.25

この日の目的は垂壁でどれくらい戦えるかを知る事。
昨年、この氷をリードで登ろうとしたところ、とても恐ろしくてほぼ戦えなかった。
今回はそんな過去の自分と比べて、ある程度の成長が確認出来ないか検証の登りだっ
た。

前回までの自分の登り。
・布引きの滝
斜度60度~70度ほどで、バイルが深く刺されば、安定して登れるようになれて来たのが
前回の登りだった。

で、今回、垂壁を登ってみた結果。
大きな穴(*)などにバイルを掛ければ、垂壁でも割と安定して登る事が出来た。
((*)この氷の特徴なのだけど、毎年なぜかぽこぽこと大きな穴が全体に開く。
メカニズムは解らないけど、とにかく大きめの穴がたくさんある。
フリー的に言えばガバホールドだらけと言ったところか。
なので当然、難易度も易しい)
アックステンションかけまくりだったけど、ともかく、恐ろしくて体を上げられなかった昨年か
ら比べると一歩前進出来た事は間違いなかった。
ただ、険悪な状態(バイルが氷にあまり刺さらないような状況。)ではまだまだ戦えていな
いのが現状でもある。
次回は「傾斜は緩いがバイルの刃が浅くしか刺さらないような状況。」で登れるようになれ
る練習をテーマとしたい。

定山柱 かわぞー

2012年2月19日日曜日

布引きの滝 2012.2.19

超不定期ブログになりつつある当ブログ。
意外と見ていてくれる人がおられる事に驚きつつも、駄文を垂れ流す事をご容赦ください。
(笑)


さて、アイスクライミング。
細々と登ってます。
先日、近場の定山柱で今季初のアイスクライミング。
とりあえず、トップロープで登り、シーズン初の感触を思い出す。
うむ、昨シーズンに手に入れた程度のスキルはちゃんとあるようだ。
そして今回は、布引の滝。
目標はもちろん、より安定してリードで登れるようになる事。
去年より格段に安定してリード出来るようにはなって来た。
結局のところアイスも恐怖心をコントロールして突っ込み、結果として落ちずにより高度を
上げられたという方法論なのだろう。
突っ込む感覚としてはフリークライミングと同じかな。
違いはフリーのようにバタバタと落ちる事は結果としてまず無いという事。
つまり、だから突っ込めという事か。(笑)
今回はその辺りある程度戦え、相対的によりスキルを上げられたと思う。

・登攀から得た所感と実際。
現時点ではリードで登った際、バイルの刃先が5cm程度刺さっていれば、安心して体を
上げる事が出来る。
逆に言うと5cm以下の貫入では恐ろしくて体を上げられない。
しかし、トップロープで登っていてバイルの刃先の刺さりが1cm程度でも実際落ちないで
登れる事を踏まえるとリードの際も刃先1cmの貫入で登れるはずという結論が得られ、そ
してそれが出来た時、より高いスキルを得たという事になるのだろう。
より高いスキルを得られれば、登れる氷の選択肢も広がり、より充実したアイスクライミン
グを楽しめる。
ガンバだ。(笑)


*今日の肝
・アイスもフリーのように戦おう。

2011年2月27日日曜日

定山柱 2011.2.27

前回の美笛の滝でのリードで気を良くして、今度は布引の滝へ向かう。
自分にとって、リードでなら手強いラインがいくつかあり、技術向上には打ってつけだ。
ところが現地に着いてみると、どうもこれまでより氷が薄い。
実際、アイゼンで強く蹴ると氷が割れてしまい、中で滝が音を立てて流れているのが見え
てしまった。
数日、続いた暖気で融けて来たか。
これは厳しいかな。
経験豊富なクライマーなら、おそらくこれはこれで、良い機会として登れると思うけど、僕は
慎重を期して他の滝へ転進する事とした。


転進先は定山柱。
布引きの滝から車での移動もすぐで、アプローチはほぼゼロ分だ。
ここでも基本、リードでのクライミング。
まずは大きな氷瀑のすぐ横にある、小さな氷で垂壁でのリードに慣れる練習をする。
以前、濃昼の方の「港の滝」で登ったように高さが無ければ、ぐだぐだしながらでも一応は
形にはなる。
次はいよいよ、本体の氷。
垂壁とは言え、氷自体ぽこぽこと穴だらけで、難易度はかなり楽になっているはずだ。
(穴だらけになっている理由は不明。たくさんのクライマーが登っているから?暖気で融け
  てゆく過程の現象?)

クライミング開始。
下部の傾斜がある部分はプロテクションの必要を感じ無いほど楽に登れる。
中間テラス。
いよいよ、ここから垂壁部分だ。
しっかりと効きそうな氷にスクリューでプロテクションを取り、テラスから垂壁に身体を乗り
出す。
「こ、こわい、、」
トップロープでは駆け足で登れるほどの壁がリードになるとこうも恐ろしいものか。。
少しランナウトするともう、「この後、進退窮まったらどうしよう?」「プロテクションがうまく取
れずにフォールしたら?」「フィフィでテンションしたアックスが抜けたら?」などなど、マイナ
ス要素ばかりが頭に浮かぶ。
(まあ、そういった事を想定して危険を回避するように脳みそは出来てるだろうから当然か
。。)
結局、なんとか、足元スクリュー辺りまで体を上げた状態で心が折れ、アックステンション。
「参りました。。。」、ビレイヤーにロワーダウンを頼む。

その後、トップロープで同じ垂壁を登ってみるとまったく難しさも恐怖も感じず。
アイスでのリードとはこういうものなんだろうなと改めて痛感。
夏場のフリーでは落ちれれるのにアイスではダメ。
要はメンタルをコントロールして登るしかないという事なのだろうな。

う~ん、ただ、こういうクライミング、たまらん、、
フリーの自己最高難度を更新出来た時ももちろんうれしいけど、こういう、自分をコントロー
ルして得た結果にとても充実感を感じる。
今回もわずかだけど、一応、戦いはした。(笑)

来季、技術向上を遂げるための方法論としては。
 ・スキル
  トップロープで確保しつつ、リードで行う作業を何度も演習する。
  その後、同じラインでリードを行い、ゆくゆくはリードを確実にマスターする。
 
 ・メンタル
  トップロープではとても簡単でまず落ちないのだから、リード時もその事実をよくよく理
  解する。
  プロテクションをまとめ取りしても良いので、とにかくランナウトに耐えて、その状況に
  慣れる。

 ・装備
  装備を可能な限り効率良く、最良の状態に整える。
  素早く貫入出来る、切れるアイススクリューを必要数揃える。
  スクリューやヌンチャクを素早く脱着出来るギアラック。
  必要な時なら、薄手の手袋等などなど。

というか、然るべき組織に属していれば、こういった踏むべき手順というか方法論があるの
かも知れないな。
独学ゆえにここに至るまでに時間がかかってしまったけど、来季はこれらの事から得た教
訓を活かして、よりスキルアップを図ろう。

2011年2月20日日曜日

美笛の滝 2011.2.20

美笛の滝。
ここも以前から存在は知っていたけど、初めて訪れた滝だ。
滝は大きく分けると2段になっていて、1段目の氷瀑を登るとその上には箱庭のように次
の小さな氷瀑がある。
僕個人的にはホテルの中庭のようで、どこか楽しげな空間だった。(笑)
氷瀑の横にはドライツーリング、あるいは普通にクラッククライミングも楽しめそうなクラック
の走った岩もあった。
ただ、夏場は滝でびしゃびしゃになるかも知れない。。


バーチカル。
3mほどの垂壁をトップロープで何度も登り、バーチカルな壁でも戦えるようになるべくトレ
ーニングをした。
垂壁でのリードはまだ怖いです。。

リード。
割と凹凸のある比較的易しめのラインだけど、自分には限界のリードでの登りに挑戦。
所感としてはランナウトして来るとやはり怖かった、、
フリーのようにいざとなったら掴めるヌンチャクがぶら下がっている訳もなく、クライムダウン
も自分には無理。
こうなるともう、自分を信じて心の平静を保ち、慎重かつ着実に登るしかない。
動揺しそうになるメンタルをコントロールしながら登った。
トップロープで登っている時はピックの先が少しでも刺さっていれば、まあ良いかと余裕こ
いて登っていたけど、リードで落ちたくないと思いながら登っているとピックの先が数cmは
刺さっていないと怖くて信用出来ない。
ベテランのクライマーなら、僅かなピックのかかりでワシワシ登ったり、フォールを恐れず登
って行くのだろうな。
自分もそこを目指したいところだ。
今回の僕の登りはアックステンションしてスクリューを入れたり、休んだりしながら、ようや
と登れたという内容だったけど、ともかくリードでランナウトしながら登れた事には技術面
よりメンタルコントロールでの大きな意義があったと思う。

今回、リードで登れた事にはとても達成感を得られた。
これまでも、一応、形の上ではリードで登ったりはしてるけど、今回のように取り付きから
懸垂下降の支点まで、まともに一つのラインを登りきったのは初めてだからだ。
夏場、フリークライミングをしているせいか、勝手に作った終了点的な概念に喜びを感じて
しまう。(笑)


シーズンも終盤。
後、何回、氷を登れるだろうか。
せっかく、リードの感覚を掴めて来たところなので、もう少し登りたいところだ。
標高の高い所やドライツーリングなど、もう少し、バイルを使ったクライミングを楽しみたい。

下部は右端の易しめラインを登りました。

2011年2月18日金曜日

定山柱 2011.2.18

知る人ぞ知る、アプローチがとても楽な氷、通称「定山柱」を登った。(トップロープで。)
ある程度長さのある氷は初めてだったので、とても楽しみだった。
だた、垂壁とはいえ、氷にはあちこちにへこみがあり、純粋につるっととした壁とは言えな
い壁は随分登り易い方だったのではないだろうか。
(なぜ、穴だらけなのかは不明。たくさんのクライマーが登るから?)
そんなぽこぽこと穴だらけの氷の中でも、よくよく目を凝らせば、まだ誰も登っていないと
思われる、ちょっときれいなつららの集合体のような氷壁もある。
そういった部分をちまちまと登り、垂壁という傾斜を体験した。

今回感じたのは垂壁になるととたんに腕がパンプ?して張って来るという事だった。
以前に登った、布引の滝(傾斜が比較的緩い。)では感じなかったような消耗を感じ、実
際、4本も登るとあきらかに身体のパフォーマンスが落ちている事を実感。
おそらく、アイスという慣れないクライミングのため、無駄なエネルギーをたくさん使ってい
るのだろうな。
こんな氷壁をいつかリード出来るようになるのだろうかと自信が無くなってくるけど、ともか
く、いろいろ考えながらよりたくさん登って、経験値を上げるしかないない。
最近はもう気温も上がりつつあり、後どれくらいアイスへ行けるか分からないけど、残り少
ない氷を登れる機会を有意義に登ろう。

2011年2月12日土曜日

港の滝 2011.2.12

先日、濃昼の滝が登れず、そのまま帰るのもなんだったので、どこか他にも登れる氷が無
いか偵察した。
探せばあるもので、なんと車から数十秒のところに写真のような立派な氷が。
(記録は確認出来ていないので、個人的に「港の滝」と呼称。)
規模も今の自分には十分。
画的にもとてもかっこよく、うれしくなった。
見つけた当日は夕刻も迫っていたので日を改める事に。

で、登る当日。
最も大きな氷をいきなりリードで登る実力は僕には無いので、まずは右端の小さな氷を登
る。(高さ3mちょっと。)
登り出してすぐに思った。
むむっ、、怖い、、、
小さいながらもさすがは垂壁だ。
スクリューを打ったプロテクションから少しでも身体が上がりだすととても怖い。
以前、布引の滝でリードした時はもう少しまともに登れたけど、今回はぐだぐだ。
3mちょっとの小さな氷である事を心の支えに(落ちても死にはしないだろうと。)身体を上
げる。
氷から上はガバガバの岩地帯。
バイルを肩にかけ、手で岩を掴み登る。(手で岩を掴みながら登るって安心だ。。(笑))
下降のための支点を作り、懸垂下降。
おおっ、何やらとても達成感。
こんな小さな氷でもリードで登り、地面に降りるための支点を自分で作り、降りてみるとと
ても達成感がある。
まあ、本体の氷をリードで登るにはまだまだ修行が必要だけど、いずれはいわゆる完登?
をしたいところだ。

その後は氷の下部でボルダー的にトレーニング。
バイルの持ち替えや前傾した姿勢でのバイル、アイゼンでのクライミング、などなどと自分
なりに次に繋がるようなトレーニングをした。

2011年2月5日土曜日

濃昼の滝 2011.2.5

前回、滝の右岸を登ろうとして敗退しているので、今回は滝の落ち口を目指し、国道より
海岸への斜面を降りた。
だいたいこの辺りかなと当りを付けた位置から斜面を降りるとすぐに沢形が目に入って来
た。
氷瀑は滝なのだから、位置的にこの沢がきっと海岸へ注いでいる滝の落ち口だろう。
沢を下るとこれまたすぐに以前目印として記憶していた立ち木を発見。
加えて、数日前に訪れたと思われる、クライマーの足跡も発見。
これはもう、間違いなくこの場所だなという確信を持ち、滝の落ち口に向かった。

滝の落ち口。
辿り着いてみるとそこには案の定、残地スリングやビナが。
懸垂下降を行うべく、僕もスリング等で支点をセット。
残地は信用ならないので、当然、自分で用意したもので行う。
懸垂下降で下降を開始。
だが想定外の状況がそこにあった。
滝の垂壁部分に差しかかる辺りで滝の下部を見下ろし思った事。

「・・・」
 ・
 ・
 ・
「・・・」
 ・
 ・
 ・
「・・・」
 ・
 ・
 ・
「滝、無くね?」

なんと、最も期待していた垂壁部分の氷が消失してしまっている事を確認。
数日前からの暖気のためか、最も太かった部分の氷瀑が崩落してしまったようだ。。
他の部分は自分の能力で登るには脆く難し過ぎるだろう。
てか、怖い。
残念だけど登る事を断念しかないな。
そう思い、懸垂で降りて来たロープを登り返す事にした。

ちなみに登り返し。
ちょっと(結果を考えるとホントはちょっとどころじゃいなのだけど。)背筋が凍る思いをした。
大雑把に書くと融けた氷瀑の間から飛んでた滝の飛沫でロープが凍り、その氷結してシャ
ーベット状になった氷にちょっと怖い目に遭わされたという事だ。
結果として登り返し時に選んだ選択肢によって、事無きを得たのだけど、もし、もう一つの
選択肢を選んでいたら…、という状況があった。(いずれにせよ、死ぬような事は無かった
と思うけど、心臓にはかなり悪い事になっていたかも知れない。)

前回に続き、今回も登れずにただ怖い思いだけをして帰って来る結果となった。。
まあ、得てるもの(アルパイン的な知識と実践経験。)はたくさんあるので、良いのだけど、
たまには普通にアイスクライミングを楽しみたいところだ。。(笑)

2011年1月29日土曜日

濃昼の滝 2011.1.29

濃昼の滝。
海岸線のゴーロ石の上をアイスのブーツでよろよろと歩きながら向かうとその滝は現れた。
ほぼ垂壁のバーチカルなアイスクライミングが出来る滝だ。
最初の印象。
「あれを登るのか・・・。」と怯んだ。
その屹立した氷の様子に思わず今日は日和って周辺をウロウロして帰ろうかと思った。。
でもまあ、ああいうものはぶら下がってしまうまでが怖いのであって、登り出せば楽しめる
事は分かっていたので、意を決して準備を開始する事に。
ところがそこで思わぬ誤算が発生した。
当初、滝の右岸をフリーソロで登ってトップロープを張ろうと思っていたのだけど、その右岸
の斜面が実際に登り出すと下から見る以上に難しかったのだ。
最初は深いラッセルに苦しみながら高度を上げていたのだけど、だんだん斜面が急になっ
て来て、もう少しで安心出来そうという位置ではクライムダウンする事はほぼ困難な状況
に。
その辺りではアイスのために刃を砥いで来たバイルを使い、ダブルアックスで登るほどま
でとなり、当然、砥いだ刃は岩と泥壁で丸くなってしまいつつも仕方なくバイルを振った。
結局、ある地点まで登ったところで重要な選択を迫られる事に。
これ以上登って進退極まれば、極端に困難な(あるいは不可能な)決死のクライムダウン
を強いられる。
支点などを作る装備は持って来ていないので、止めるなら今が最後の選択の時だろう。
結局、右岸を登る事は止める事にした。
独りで来ていたし、然るべき装備も知識も無い自分ではここまでが安全を確保出来る範囲
だろうと判断したからだ。
ちなみにこの間、ずっと心拍数は高めだったと思う。。
経験的にこういう斜面を登っていると登っている時は案外難しさを感じないのだけど、いざ、
登る事を逡巡した時にどうにもクライムダウンが困難な状況になってしまっている事が往々
にしてあるからだ。(経験済み。。)
アルパインクライミングってきっと、こういう状況判断を繰り返しながら登山するんだろうなと
怖いような憧憬するような複雑な感慨を持った。

滝を登るための準備の段階で敗退という残念な感じになってしまったけど、その後は回り
込める滝の裏側でバイルを打ち込んだり、身体を少し上げたりして、垂壁の感覚だけでも
体験してみる事に。
やはり、布引の滝のような寝ている傾斜とは違い、体感的に反り返るような感じだ。
バイルを打ち込む際も傾斜が緩い壁よりシビアな振りを要求される。
「これをゆくゆくはリードでか・・・、、」と圧倒されつつも、こういった最初は困難な事もフリー
クライミングのように技術を向上させれば必ず出来るようになるはずだ。
「お、以前より良い感じ。」という自分自身の成長を感じる事は楽しいもので、これはこれで
、今後の技術の研鑽が楽しみになって来た。

帰りは元来た海岸を戻る。
アプローチは国道から高低差50Mほどを海岸まで降りて来ているので、緩くも急でもない
斜面をラッセル。(ツボ足だったので、これはこれで核心だった。。)
帰る頃には吹雪き出し、さながら雪山を登っているかのようなシチュエーションにニヤニヤ
しつつ、車に辿り着いた。