2010年11月27日土曜日

アヨロ海岸 2010.11.27

クロイダー7b完登トライ。
今年の春以来、久しぶりに触るので、相対的に自分がどれほど強くなっているか知る事が
出来る物差しとしてとても楽しみだった。
所感としてはムーブが体に入るとはすごいもので、トライしてみた当初は実際、春よりもム
ーブがこなせなかった。 
つまり、かつての今より最大値が低いはずの自分はムーブが精態形化される事で、今よ
りスムーズにムーブを起こせていたと言える事に驚いた。
(その論拠として、ジムでは実際、自分自身の最大値向上を確信している。)
その後、段々、ムーブが体に入り、以前の感覚が戻って来るとスムーズにムーブが起こ
せるようになって来る。
今回はすでに消耗が激しく完登は望むべくもなかったけど、次回に期待して良いだろう。
その他に自分の能力向上を知る物差しとしての顕著な成果は上部に立ち込んでから終了
点に至るまでのムーブだ。
春にはスタンス運びにもちゃもちゃしていた部分がスムーズに出来た。
これは下部のムーブがこなせても上部で落ちる可能性のある懸案だったので、これはこれ
で良い傾向だ。
次回もなるべく間隔を空けずにクロイダーにトライしたいところ。

奥の浜、無名クラック。
写真のクラックなのだけど、これも前回より到達高度が上がった。(以前にも当ブログに載
せた。)
下部をステミングでずり上がり、フィストで体を引き上げる。
マントルを返せそうだったけど、なかなか悪いムーブで、ボルダーとしてならスポッターが
欲しいところ。。
(マントル返し部分にはちょっと秘密があるけど、オンサイトトライしたい人のために(居れば
の話だけど。。(笑))伏せときます。)
或いはナチュプロを使いたいところだけど、あの高さでマントルを返せる事が物理的に可能
ならボルダー課題として登ると良い?
これも登れたらすっきりして良いな。

2010年11月20日土曜日

函館山南壁 2010.11.20/21

初めて訪れた道南の岩場、函館山南壁。
事前に僕が伝え聞いていた情報によると。
・あまり登られていない。
・ナチュプロを多用するルートが多い。
・トポを見ると10台~11-がほとんど。
といった内容から、正直、ハイキング気分で出かけたのだけど、現地で実際に登り出し、
印象は一変する。

*南壁所感
・まず、まったく普通に地元のクライマーが週末楽しんでいるルートが十数本あり、支点
 ボルトも終了点もちゃんと整備されている。
・ナチュプロを用いて登るルートも「支点がナチュプロで内容は簡単なフェイス」などという
 ものではなく、「クラックがあまり登れない僕にとっては極めて奮闘的なクラックルートで
 ある。」だった。
・壁の傾斜は垂壁からやや寝ているスラブがほとんど。
 こういう傾斜でランナウトしてフォールするのは余計怖い。
・支点ボルト間隔は概して最小限。
  ハングドックしてA0でトップアウトなどという安易な事は許さず、「ほれほれ、怖くないか
  ら、突っ込んでおいで。(笑)」という感じ。(笑)
  なんと当日は南壁黎明期にルート開拓されたクライマーの方もおられ、「ボルト間隔遠く
  て、ホントはもう少し増やしたいのだけどね。」と穏やかに話されていた。
  その話ぶりからは自分達が開拓整備した岩場を我が子のように思い、遊びに来るクラ
  イマー達をより安全に楽しく登らせてあげたいという気持ちがとても伝わって来た。
  なんのなんのフリークライミングの思想は「ボルトは仕方なく打つもの。」
  あなた達、先人のクライミングこそ受け継ぐべきスタイルだと思います。^^)

といった、これらの事から僕の南壁への印象はがらりと変わった。
×最初の印象 
 あまり整備されておらず、ボルトは信用出来ない。
 よって、プロテクションはナチュプロでとる、易しめのフェイスルートが多々ある。
      ↓
○2日間を終えての印象
 とても親切な地元クライマーさん達が週末にはクライミングを楽しんでいて、ボルトや終
  了点もちゃんと整備されている。
 ボルト間隔は最小限で、メンタル面のコントロールが重要な性質のルートが多い。
 奮闘的なクラックルート(クラック初心者の僕にとって相対的に。)がいくつかあり、ナチ
  ュプロのセットをマスターして、改めてちゃんとRPしたいとい確固たる意欲を持った。

 
で、2日間の内容はというと当然初めての岩場なので、全てのルートがオンサイトトライ。
とは言え、ハイキング気分は抜けず、終始日和って終わる。
唯一、明確な意思を持ってフラッシュを試みた、アトミックドロップ 5.11bも上部スラブ部分
で大苦戦、、
もう一つ、特筆すべきルートはフルマラソン 5.10a。
このルートも例によって支点ボルトは最小限なのだけど、僕は結局、トップロープのみで登
った。
結果として、オンサイトトライを試みたT山さんがとても価値あるクライミングをしていた。
これはもう、初見での登りとその登りを見た後とでは、そのクライミングの価値はまったく変
わって来る。
T山さんもオンサイトトライだったので、当然、ルートの詳細は分からない。
どこでどうランナウトして、そのランナウトした後のクリップホールドで体勢姿勢は安定する
のか、あるいはそこで体が消耗していて、クリップ出来ずにフォールする可能性は?
等々、初見のルートでは未知なる事が多々ある。
こういった場合、何が怖いって、このように情報がまだ無い事だ。
もちろん、それらを楽しんだり、恐怖をコントロールするのがクライミングへの取り組み方の
一つなので、僕はそれを放棄した事になる。(ええ、日和りました。。。)
仮にT山さんの登りを見た後に僕が登ったとしても、「ああ、あそこでランナウトして怖いん
だな。」「でもT山さんは安定してクリップ出来ていたから、おそらく大丈夫だな。」などといっ
た情報をすでに知っている分、僕の心は若干、穏やかな心持ちになる。
それでもあえてトップロープで登った僕は日和ったとしか言いようが無い。
あーあ、メンタル弱し。

ともあれ、晩秋にしては思ったより暖かいエリアで、のんびりとクライミングを楽しめた。
夜は同行した皆さんと大きなテントで鍋を囲む。
テントサイトからは函館の港が一望出来、夜空には満月。
最高のロケーションで、良きクライマー仲間達と楽しく過ごせた2日間だった。

2010年11月7日日曜日

奥立岩 2010.11.7

今日も奥立ボンバー。
RPトライのつもりだったけど、ちょっと気になる事が。
どうも、あらためて見ると前回僕が登ったラインより、もう少し右側を登った方が自然なライ
ンであるような気がして来た。(ローカルクライマーが登っていたら聞きたいところだったけ
ど、現地には誰も居らず。)
実際、少し右よりのラインを登ってみると、やはり、こちらのホールドやスタンスを使った方
がラインとしてしっくり来る。
これによってグレードが変わるという事も感じなかったので、こちらのラインでRPを試みる
事とした。
結果は核心は越え、これはもう行けたかなというところまで登れるも、ある一手を失念して
いたためにムーブを逡巡。
もちゃもちゃしているうちに消耗してフォールとなった。。
ただ、その部分のムーブもばっちり記憶したので、次回、RP出来そうな手ごたえはかなり
得られた。
次回こそはRPしたいところだ。

2010年10月31日日曜日

奥立岩 2010.10.31

奥立ボンバー 5.12c。
今回、初めて取り付いてみた。
取り付き付近にお地蔵さんがあり、1クリップ目をかける前にバランスを崩すと思わず足を
乗せてしまいそうになる、、
もちろん、そんな不遜な事は出来ないので、あわてて、お地蔵さんを避けながらのムーブ
探り。
最終的にはマントルを返す手前まで出来たけど、ハング越えムーブを探る辺りはちょっと
苦戦。







=ムーブを知りたくない方は以下をスクロールしてください。ここから。 =
















さすがは12c。
短いながらもなかなか登らせない内容で、あれこれムーブを探る。
ハング手前。
ハングへの手がかりホールドを取る際、僕はちょっと、おもしろいムーブで解決した。
離陸後、少ししたところに穴がある。
この穴にヒール&トゥをして足ブラを防ぐムーブだ。
しかも、両足ヒール&トゥ。
こんな、ムーブを繰り出すルートは初めてだし、あまり無いだろう。(笑)
カチッと決まればとても安定する。
クリップムーブでもあるので、とても安心だ。
そしてハング越え。
ここがちょっとムーブ探りに苦戦した。
足ブラで解決するには左ホールドがちょっと悪い。
右ホールドはガバだけど、左ホールドが悪過ぎて、足ブラキャンパという力技は僕の能力
ではちょっとさせてもらえない感じだ。
なので、ここでハング越えの際の定石、トゥフックを探す。
ハングにぶら下がり、つま先でハング下をまさぐるも、なかなか良い引っかかり見つから
ない。
何度か繰り返しているうちにビレイヤーの客観的視点で指摘してくれた場所につま先が
引っかかる事を発見。
「フフフ、弱点を見つけたぞ。」と思いトゥフックをかますと案の定、体制が安定。
ただ、このトゥフック、とても痛い、、
今度、トライする際はシューズに補強を加え、対奥立ボンバー仕様のカスタマイズシュー
ズかな。(笑)
後はハング上にあるガバに「おりゃっ!」とデッド。
無事、ハング越えムーブを解決出来た。
ただ、ここまで至るムーブ。
トゥフックのスタンスがよく見えず、。「あれあれ?」とスタンスを探ってもちゃもちゃしている
うちにかなり指を消耗してしまう。
この辺りのムーブ展開がスムーズにいくかどうかが早々にRP出来るかどうかの鍵かな。
ビレイやーに「そこそこ!違う!もっと左!いや、もっと奥!」なんて教えてもらえば早いの
だろうけど、それはやはり無しだろう。(笑)
ハング上ガバが取れれば、一応、核心は終わりだろうか。

















=ムーブを知りたくない方はスクロールしてください。ここまで。=








後はマントル返し。
ただ、マントル返し付近には大量の土が堆積していて、結局、少し掃除しないと倒木など
が邪魔でマントル返しどころではない。
後日掃除して、RPトライとする事にした。

2010年10月23日土曜日

八剣山 西尾根岩稜

札幌市民の憩いの山、八剣山。
通常の登山道を登れば往復1時間、標高500mにわずかに満たない小さな山だ。
そんな牧歌的な印象の八剣山なのだけど、通常の登山道とは反対側の西尾根には冒険
的なナイフリッジがある。
とても険峻で、左右どちらにバランスを崩しても10~20数m下までは墜落しそうな岩稜だ。
今回はその岩稜の踏破を目指したのだけど、結論から言うと、取り付きから数m登って敗
退。
岩のあまりの脆さに「こりゃ岩取れて死ぬ!」と判断。

詳細は物議を醸しそうなので割愛させてもらうけど、そろそろ、無謀と冒険的クライミング(
や登山)が紙一重になって来てるんじゃないかと感じる日だった。
つまり、山岳会などでの体系的な学習と訓練。
怪我や遭難といった際の組織的なバックアップ体制への依存。
などなどが必要なクライミングや登山を僕はしようとしているんだろうな感じた次第だった。


*今日の肝
 ・クライムダウンは見た目よりもずっと難しい・・・。

2010年10月9日土曜日

風不死岳 楓沢

楓沢。
風不死岳に突き上げる沢で渓相がとても個性的だ。
「苔の回廊」と表現すれば様子が伝わるだろうか。
いわゆるゴルジュ地形なのだけど、その壁面には鮮やかな緑の苔がびっしりと生える。
そのなだらかな緑の曲面の壁は女性的な印象だ。

途中落差のある滝地形などがいくつか有り、遡上する事が困難なせいか、その記録のほ
とんどが風不死岳の他の沢から登った後や樽前ヒュッテからトラバースして楓沢を下降す
るケースが多い。
今回は樽前ヒュッテよりトラバース後、途中2箇所ほど懸垂下降を行っての楓沢遡行なら
ぬ、楓沢下降となった。

ちなみに楓沢は涸れ沢。
沢底は砂や落ち葉などの堆積物で埋められとても歩きやすい。
堆積している砂は元は苔の回廊を形成する壁だったのかな。
神秘的な楓沢の空間はそんな長い時間の経過に思わず想いを馳せてしまう。

なんだか、こういう形で山の中に居る事が久しぶりに感じた山行だった。
以前、本格的に山登りやクライミングを始める前は大体、どこそこの山の山頂を目指すと
いう風ではなく、おもしろそうな地形(外界から隔絶された海岸。廃坑。小樽赤岩のいわゆ
る「窓岩」。マイナーな鍾乳洞等々。)
があったらそこを目指したり、どこそこにはとてもきれいな景色(沢登りのきっかけにもなっ
た。)があるらしいとネットで目星を付けては向かったりしていた。

今回の楓沢。
次々と現れる息を飲むような景色に驚嘆の連続だった。
それは以前した探検を思い起こさせてくれるような沢行、いや、「探検だった。」(笑)

風不死岳 楓沢

2010年10月3日日曜日

小樽赤岩 2010.10.3

アースクエイク 5.12c。
以前に一応、トップアウトはしていたので、今回は可能ならRPを狙いたいと思っていたけ
ど、いざ、本腰を入れて取り付いてみるとそのルートの難しさを再認識した、、
マスターでのRPは僕にとっては難しいので、まずはヌンチャクかけ。
ところがムーブはうろ覚えで、再び、思い出すために試行錯誤している内ににけっこう消
耗。
一応、すべてのムーブは解決したので、後はRPを目指してトライするだけなのだけど、当
日は早めに切り上げなければならないのと、指や体の消耗具合を考えるとどう考えてもR
P出来そうな公算はなかったので、余力があるうちに再びトップアウトして、ヌンチャクを回
収する事にした。
このルート、なかなか手強く、またしばらく間隔を開けるとムーブを忘れてしまっているだろ
うな。
でも、平均して全体に厳しい感じが登れれば良い達成感を得られそうだ。
今度、機会を作って、集中してトライしたい。