2011年1月15日土曜日

定山渓布引の滝 2011.1.15

今季、初めて氷を登る。
2シーズン前にも登った事のある滝。
川に流れ込む滝で落ち口より懸垂下降で取り付きに降りる。

僕はいわゆるフリーのゲレンデ以外でのクライミングをたまにしかしないので、こういったロ
ープワークなどにけっこう時間がかかる。
グローブをはめた手での作業が困難だったのも冬季のクライミングならではで、今回も懸
垂下降を開始するまでの準備に大変時間がかかり、スピードが要求されるアルパイン的要
素の強いクライミングでは致命的な欠点だなと反省。
事前に準備して来れる事も多数ありで要改善だ。
何がどう必要かは経験だろう。
次回からいろいろ模索して改めたい。

ちなみに僕はアイス初心者なので、今回はトップロープによる確保。
バイルは以前に使っていたものとは違う、より新しい世代のものを使った。
格段に登りやすく感じ、技術的な難しさより、むしろ上腕がパンプしてテンションを入れざ
るを得なかったという印象だった。(滝の傾斜は60~70度程。これが垂壁の氷となるとま
た違って来るのかも知れない。)
それと意識して気を付けた事と言えば、バイルの持ち方だ。
あまり、ぎゅっと握らずにフリーで言うところのアーケ持ち?と言った感じで、バイルのグリ
ップに指を引っ掛けるイメージで握ってみた。
「ガバなどは強く握らず引っ掛けるイメージで保持する。」というセオリーに通じる事だろう
から理に適っているのではないかと思う。(フリーの知識が役立った。(笑))
ただ、いずれにせよ、パンプ落ちするという事は総合的能力ではフォールしているという事
なので、まだまだまともにリードで登るのは怖い。
もう少しトップロープで修行しつつ、状況次第では半ばエイドのようになってしまってもリー
ドの練習などをして、早くまともに氷を登れるクライマーになりたいところだ。


*今日の肝
・ロープワークなどのルーチンワークを(グローブをはめた状態で。)迅速に
 行えるようにする。
・バイルはアーケ持ちで引っ掛けるイメージ。